「ガチでさ」「本気で言ってるんだけど」
こういう一言、日本語では毎日のように使いますよね。
僕も英語で話すとき、
「これはガチだった」「本気でヤバかった」
と言いたくて、seriously ばかり使っていた時期がありました。
でも、ネイティブの会話やSNSを見ると、まったく別の言い方が使われていることに気づきます。
実は英語には、
“本気で言っている”ことを強調するためのスラングがいくつかあり、
場面によって自然な選択肢が変わります。
この記事では、
「ガチで」を自然に伝える英語スラングを、
意味・使い方・注意点まで含めて、わかりやすく整理します。
Contents
英語で「ガチで」を表すときの基本的な考え方

日本語の「ガチで」「本気で」は、とても便利な言葉です。
事実の強調、驚き、冗談ではないことの確認など、幅広い場面で使えます。
英語でも同じように「本気だよ」「マジで言ってる」という感覚を伝えることはできますが、
日本語と違って 1つの言葉で万能に使う、という発想はあまりありません。
英語では、「ガチで」に当たる表現を使うとき、
次のどれを伝えたいのかをはっきりさせる必要があります。
- 本当の話だと強調したい
- 冗談ではないことを示したい
- 驚くほど事実だと言いたい
- 相手を説得したい
この違いによって、選ばれる表現が変わります。
たとえば日本語では、
- 「ガチでやばかった」
- 「本気で言ってる?」
- 「それガチ?」
これらをすべて同じ「ガチ」で済ませますが、
英語では 使う単語や言い回しが分かれます。
ここで大切なのは、
「強い言葉を使えばいい」という考えを捨てることです。
英語では、
強さよりも“自然さ”と“場面への合っているか” が重視されます。
そのため、
- 学校で友達に言う「ガチで」
- SNSで事実を強調する「ガチで」
- 先生や大人相手に使う「本気で」
これらを同じ表現で言うと、不自然になったり、
場合によっては失礼に聞こえることもあります。
fr(for real)の意味と自然な使い方

fr は for real の略で、
今の英語スラングの中では 「ガチで」を表す表現として最も安全で汎用性が高い 言い方です。
英語中級〜上級者がまず最初に身につけるべき「ガチで」は、
結論から言うと deadass ではなく fr です。
fr の基本的な意味
fr = 本当の話だよ / マジで / 冗談じゃない
話している内容が
- 嘘じゃない
- 盛ってない
- ネタじゃない
ということを、軽く・自然に強調します。
fr が使われる典型的な場面
fr は、次のような状況で特によく使われます。
- 友達同士の会話
- 学校での雑談
- SNSやチャット
- 驚くような事実を伝えるとき
しかも、相手や場面を選びすぎなくていいのが大きな強みです。
位置によるニュアンスの違い(重要)
fr は文の 前・後ろ・単独 で使えますが、
位置によってニュアンスが少し変わります。
文末で使う fr(いちばん自然)
That test was hard, fr.
(あのテスト、ガチで難しかった)
→ 感想を強める、いちばんよくある使い方。
文頭で使う fr(強調)
Fr, I didn’t understand anything.
(ガチで、何も分からなかった)
「本当に言ってる」という前置き。
単独で使う fr(相づち)
A: I studied all night.
B: Fr?
(マジで?)
日本語の「ガチ?」にかなり近い
fr と seriously の違い
ここで混乱しやすいポイントです。
- fr
- カジュアル
- 友達・学校・SNS向き
- 感情がこもりやすい
- seriously
- ややフォーマル
- 大人・説明向き
- 落ち着いた印象
たとえば、
I’m seriously tired.
は丁寧で自然ですが、
友達同士の会話では
I'm tired, fr.
の方が今っぽく聞こえます。
fr を使うときの注意点
fr は便利ですが、使いすぎると軽く聞こえることがあります。
- 1文に1回まで
- 強調したいところだけ
この意識で使うと、ネイティブっぽさが一気に上がります。
まとめ(fr はこんな人におすすめ)
- 「ガチで」を自然に言いたい
- 強すぎるスラングは避けたい
- 学校・SNSの両方で使いたい
こういう人には、fr が最適解です。
deadass はどれくらい強い?使っていい場面・ダメな場面

deadass も「ガチで」「本気で」を表す英語スラングですが、
fr とは強さも扱い方もまったく違います。
結論から言うと、
deadass は強い・かなり口語的・場面を選ぶ表現です。
deadass の基本的な意味
deadass = 本気で言ってる / マジで冗談じゃない
ニュアンスとしては、
- 強く断言したい
- 「これはネタじゃない」と押し切りたい
- 驚くほど事実だと強調したい
こうしたときに使われます。
fr と deadass の強さの違い
感覚的には、こんなイメージです。
- fr
→ 軽め・自然・日常的 - deadass
→ 強い・断定的・荒め
たとえば同じ内容でも印象が変わります。
That test was hard, fr.
→ガチで難しかった(自然)
That test was hard, deadass.
→マジで難しかったからな(強め)
deadass の方が、感情の圧が強いです。
deadass が自然に使える場面
deadass が自然なのは、かなり限られた場面です。
- 仲のいい友達同士
- かなりカジュアルな会話
- 強く断言したいとき
例:
・I'm deadass serious.
(マジで本気)
・I didn't sleep at all, deadass.
(ガチで一睡もしてない)
このように「信じてほしい」という圧をかけたいときに使われます。
deadass を避けたほうがいい場面
ここが重要です。
- 学校で先生相手
- 目上の人
- 初対面
- フォーマルな場
- 文章としての英語(レポート・メール)
これらの場面で deadass を使うと、
荒い・失礼・子どもっぽい印象になる可能性があります。
学校生活でも、
「友達にはOK、先生にはNG」
と覚えておくと安全です。
「I’m deadass serious」はOK?
これはよく聞かれる表現ですが、
意味としては通じます。
ただし、かなり口語的で強いため、
- 冗談っぽい場
- 軽い口論
- 友達同士の強調
以外では、あまり使われません。
少しトーンを落とすなら、
I’m really serious.
I’m not joking.
の方が自然です。
まとめ(deadass はこう使う)
- fr より はるかに強い
- 友達同士限定
- 「本気で信じてほしい」ときだけ
- 乱用すると不自然・荒くなる
「ガチで」を全部 deadass にするのはNGです。
強調の最終手段として覚えるのがちょうどいい使い方です。
no joke / seriously との違い(スラングじゃない「ガチで」)

「ガチで」を英語にするとき、
fr や deadass だけが選択肢ではありません。
実は、スラングではないけれど
今でも自然に使われている表現 がいくつかあります。
その代表が no joke と seriously です。
no joke の基本ニュアンス
no joke = 冗談じゃなくて本当の話
This homework took three hours, no joke.
(この宿題、ガチで3時間かかった)
- 「盛ってないよ」
- 「本当にそうだった」
という事実強調に使われます。
no joke が向いている場面
- 友達同士
- 学校生活の会話
- ちょっと驚きのある事実を伝えるとき
fr より 少し落ち着いていて、大人寄り の印象です。
no joke が合わない場面
- 強い感情をぶつけたいとき
- 相手を説得したいとき
→ こういう場面では deadass や fr の方が自然です。
no joke の立ち位置
- スラング寄りだが下品ではない
- 学校でも比較的安全
- 「ガチで事実」系の話に強い
seriously の基本ニュアンス
seriously = 本気で / 真面目に
I seriously didn’t know that.
(本気で知らなかった)
感情よりも
話の信頼性・真剣さ を伝える表現です。
seriously が自然な場面
- 先生との会話
- 少し丁寧に話したいとき
- 説明・理由を述べるとき
スラングが使えない場面での
最強の「ガチで」代替表現 です。
seriously の注意点
- 友達同士だと少し堅く聞こえることがある
- SNSではややフォーマル
→ カジュアルさが欲しいなら fr の方が自然です。
seriously の立ち位置
- スラングではない
- 幅広い場面で使える
- 「安全で確実」な表現
学校・友達・SNSで使うならどれが一番自然?

ここまで、
fr / deadass / no joke / seriously
を見てきましたが、
「結局、どれを使えば間違いないの?」
と、思っているかもしれません。
先に結論を言うと、場面別に考えれば迷いません。
学校・友達との日常会話で一番自然なのは?
学校生活や友達同士の会話で、
「ガチで」を一番自然に言えるのは fr です。
・That class was boring, fr.
・I didn’t understand anything, fr.
・軽すぎない
・強すぎない
・今の若い世代の会話に自然に溶け込む
deadass をここで多用すると、
「ちょっと荒い」「キャラが強すぎる」印象になることがあります。
迷ったら fr。
これは学校英語・日常英語の鉄板ルールです。
SNS・チャットで「本気度」を出したいときは?
SNSやチャットでは、
fr と deadass のどちらも見かけますが、
使う人・文脈をかなり選ぶのが deadass です。
・I’m tired, fr.
・I’m tired, deadass.
deadass は
「これはマジで信じてほしい」
という強い圧を出したいときには効果的です。
・軽い話題
・フォロワーが多い場
・知らない人が見る投稿
こうした場面では、deadass は
攻撃的・荒っぽく見える可能性があります。
SNSでも基本は fr。
deadass は“強調の最終手段” として使うのが安全です。
少し丁寧に「本気で」を伝えたいときは?
先生・年上・少し改まった場面では
seriously が一番自然です。
・I seriously didn’t know that.
・I’m seriously trying.
スラングではないので、
相手を選ばず使える安心感があります。
ただし、友達同士だと
少し堅く、距離を感じさせることもあります。
「失礼にならないか不安なとき」は seriously を選ぶ。
「事実としてガチ」を伝えたいときは?
感情ではなく、
「盛ってない」「事実だよ」という意味の「ガチで」なら
no joke が自然です。
・That exam was really hard, no joke.
fr より落ち着いていて、
deadass ほど強くない。
テンションの高い会話にはやや地味。
no joke は“事実強調専用”と覚えると分かりやすい。
まとめ
- 学校・友達・SNS → fr
- 強く断言したい(友達限定) → deadass
- 丁寧・安全 → seriously
- 事実強調 → no joke
「ガチで」を英語で言うとき、
一番自然なのは 場面に合わせて強さを選ぶこと です。
まとめ|「ガチで」を英語で自然に言うための結論

日本語の「ガチで」「本気で」はとても便利ですが、
英語では一つの表現ですべてをカバーすることはしません。
その代わり、場面に応じて自然な強さの表現を選ぶのが基本になります。
日常会話や学校、SNSでいちばん使いやすいのは fr(for real) です。
軽すぎず、強すぎず、今の英語の感覚に最も合っています。
迷ったときは fr を選べば、まず不自然になることはありません。
より強く「本当に冗談じゃない」と押したい場面では deadass が使われますが、
これはかなりカジュアルで、使える相手や場面が限られます。
友達同士の会話に限定し、乱用しないのが大切です。
スラングを避けたい場合や、
先生・年上・少し丁寧な場面では seriously が安全です。
感情よりも「真剣さ」「本気度」を落ち着いて伝えられます。
また、「盛っていない」「事実として本当だ」と言いたいときには
no joke が自然です。
これは感情の強調というより、事実確認に近いニュアンスになります。
まとめると、
- 日常・学校・SNS → fr
- 強く断言したい(友達限定) → deadass
- 丁寧・安全に伝えたい → seriously
- 事実として本当だと強調 → no joke
この使い分けができれば、「ガチで」を英語で言う場面で困ることはほぼありません。
英語らしさは、強い言葉を使うことではなく、
場面に合った言葉を自然に選べることで生まれます。
この記事が、その判断をするための基準になれば嬉しいです。